薬局にも広げる自殺予防の輪
薬局は患者さまとコミュニケーションをとれる窓口
ユニスマイルでは、薬局を患者さまとのコミュニケーションをとる窓口として捉えています。
薬局に来局する人のうち、21%はうつ病を持っており、2%は自殺願望を持っているといわれる中*¹、一人でも多くの患者さまを救えるよう、自殺予防ゲートキーパーのスキルを学ぶ「自殺危機初期介入スキルワークショップ」を定期的に実施しています。
*1)町田いづみ、岡田史:保険薬局利用者の精神症状ーうつ病及び自殺リスクに関してー、最新精神医学12巻3号
元々は新潟エリア中心の活動でしたが、ユニスマイル全体で取り組もうと、2022 年度は全国3 会場で研修を行い約50 名の社員が参加しました。
自殺を考えている人( 講師) へ、自殺をしたいのか直接的な言葉をかけ、
専門家へ「つなぐ」ための行動を学びます
グループで考察・ディスカッションします
自殺予防ゲートキーパーとは自殺危機に陥っている人に対して、「気づき、傾聴し、専門家につなぎ、その後も見守る」のが役割です。
難しい知識は必要なく、コミュニケーションの技術と少しの理論を理解できれば誰でもできるため、薬局薬剤師のみならず、事務や本社スタッフなど幅広い分野のスタッフが受講しています。